思いを馳せる

 何にもできないなぁ・・・町で募金箱を持って立っている方に、ペコリとして少しばかりの募金をするぐらい。東日本大震災のあった13年前の3月、当時毎月参加していた呉カントリーである『水曜会ゴルフコンペ』、顔なじみの女性参加者が「こんな時にゴルフしてもいいのかしら」と言ってたのを、毎年思い出す。

 被災された人たちへ、思いを馳せる事しかできないけど、被災している人たちが、被災していない私たちに望んでいることは、自粛することではなく、被災した経験や報道から防災や防災意識につなげて被害が少しでも減ることだと思う。ハード面は復旧したけど、ソフト面やコミュニティの復旧は難しいと思う。何もなくても、高齢化過疎化するのが世の中の流れだから、単純な数字の比較は意味をなさない。

 どこで生まれて?どこから来て?どこへ行くのか?どこで死ぬのか?それは簡単にはわからないこと・・・まずは、身近な人と手をつなぐことからしか、始まらない。