悲しいけれど・・・

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下蒲刈島新聞販売所個人事業主として経営を始めて、12年と6か月。訪問集金で毎月お会いしていたお客様、ご主人は割と若い時に亡くなっていて、子どもさんはそれぞれに家庭を持って島外在住。元気なころは、お友だちも多くて、軽自動車を運転して、グラウンドゴルフを楽しんでおられた。毎日、化粧品&洋服のお店に常連が集まって話に花が咲いていた。そのお店の奥さんも亡くなり。間なしに、その店も閉店。家に居る時間が増え、軽自動車をぶつけることもあり、電動シニアカーに代えて、しばらくはちょくちょく外出している様子だった。集金時、財布が見つからなくなったり、毎回10000円札で支払うようになって、だんだんと自信がなさそうになって・・・。ある日、娘さんが来ていたので「新聞が溜まっていたら、連絡しますね」と見守りの話をして。2日溜まったので、娘さんに電話したら「ポストにとりに行くのをわすれたらしい」とのこと、が数回あって、どんどん頻回になって、娘さんに報告するのもはばかられるようになって・・・先日、息子さんから「どうやら母親は、もう新聞を読めなくなっているみたいなので、配達をストップして下さい」。「長い間、ありがとうございます。お気をつけてあげてくださいね」というのがやっと。悲しいけれど、よくあることなのです。