松の実・・・

作業場の窓から見えるお向かいの木工所(今は不使用、家主は軽トラックでやって来て、車中で過ごして、行ったり来たりを20回程度繰り返す)の松の木に、雀(スズメ)群がって、松の実をついばんでいます。うちの作業場は、玄関の4畳ほどの土間(タイルですけど)に作業台を並べています。作家の重松清は作品の中で、この土間あたりのことを三和土(たたき)と表現していることが多いです。ネットによりますと、「三和土と土間との違い=三和土は、土間の床の仕上げ材=赤土や砂利などに消石灰とにがりを混ぜて練り、塗って叩き固めた素材のこと。「もともと、外の土の延長として家の中にも土が続いていました。外の土→家の中の土間→上がり框(かまち)(内と外を分ける段差)→座敷、という順に人が家の中に入っていく流れです。その中で、同じ土でも家の中は外よりもキレイにしようと、三和土が仕上げ材として使われるようになったと思います」らしいです。

蛇足ですが・・・重松清は「踵(きびす)を返す」も頻繁に出てきます。