集金物語

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毎月月末には、80軒近いお客様のお宅に訪問集金に伺います。キャッシュレスの昨今ですが、口座引き落としやクレジット払いをオススメすることはしません。月に一度のお伺いに、意義を感じるからです。しかし何故?引き落としにしないのでしょうか?答えは簡単。「すぐに新聞をやめることができるから」がお客様のホンネ。今月の集金からEP①「こんなにシワクチャニなってゴメンなさい」と奥様。「主人が作業着のポケットに千円札を入れてて、気が付かなくって」と。「イエイエ、大丈夫ですよ!黙って、醤油が付いたのを真ん中にして、ハイって渡す方。端っこがちぎれてるのを渡す人もいますから。奥さんは正直な方だと思います」と俺。EP②ポストはドアの切り込みタイプ。これまではすぐにドアの外へ出て来られていたので気が付かなかったけど、今月、開けたドアの内側左の切り込みポスト下に、段ボール箱に読まれてない二つ折りの新聞がうず高く積んであるのに気付いた。「読んどってないんですね?」と俺。「主人が最近新聞読まんようになって・・・お兄さんが、頑張りょうてじゃけ、ええんよ」と奥様。「いやいや、申し訳ないです。明日から配達はストップさせてもらいます」と俺。「ええんよ」と奥様。「いいえ、また、読みたくなったら、お電話ください。これは持って帰りますね」と俺。その昔、ローラー大作戦っていうのがあって、十数人が集結してうちの新聞を読んでない家を、地図を持ってシラミツブシニ勧誘して回って成果を競う。若かった俺は、目の見えないマッサージ屋さんに「順番待ちの客様に新聞でも読んでもらって・・・」と強引に売り込んだこともある。いかがなものか?と今は思う。