新聞の必要性を考える

 4月5日のYahooニュースでは「・・・日本ABC協会まとめ2022年下期(7~12月)の平均販売部数は、読売新聞663万6073部、朝日新聞397万4942部、毎日新聞185万9147部、日経新聞168万0610部、産経新聞99万9883部。「コロナ前」の2019年下期と比べた■減少率■読売16.4%、朝日26.0%、毎日19.9%、日経26.1%、産経26.4%で、3年で部数の4分の1が消える状況。読売新聞は3月25日の朝刊1面の記事で「少なくとも1年間」値上げを見送ることを発表。朝日新聞は逆の判断をしたことになり、残る3社が追随するかが注目される」とのこと。

 朝日は「うちの読者は高くっても購読を継続する」という判断をしたと思う。読者層が違う。それと、2019年読売が先陣を切って値上げした時、朝日新聞は静観していた。2020年2月に地方紙各社が値上げ、朝日も値上げしようとしたら、コロナで経済危機が起きて、上げるに上げられず、遅れて2022年に朝刊3500円に値上げ。約500円の値上げでも、減少率は他社に比べて少なかったのではないか?よって、今回の強行値上げに踏み切ったのではないか?

 朝起きて、ポストから新聞をとって来て、紙の新聞をめくりながら読む。見出しの大きさで、ニュースの価値判断をする。興味のあることもないことも目に入って来る。少数意見も読んでみる。紙面広告で勢いのある業界を感じてみる。紙の新聞を読んでいる人と、新聞を読んでない人の『差』はますます広がって、社会の分断が深まることは間違いない。正しいか?正しくないか?ではなく、多種多様な意見やニュースを見聞することは、望ましいと強く思う。