100分de名著 ジーン・シャープ『独裁体制から民主主義へ』

 録画しておいたビデオを観ながら、NHKがこの本を選んだ理由は、やはりロシアのウクライナへの侵攻がもうすぐ一年になるからだと思う。真の民主主義が問われているのではないか?日本が民主主義国家であるか否か?民主主義の基本中の基本の柱は「すべての人が公平である」ことだと思うのだが、「親ガチャ」と言われるように、生まれながらにしての経済格差などで、明らかに公平ではない。ということは、自由主義経済・資本主義経済が富の偏在を作ってしまうので、管理主義経済・共産主義経済が良いのか???これもまた違う。

 金持ちの子は金持ちに、貧乏人の子は貧乏人に?成り上がろうとしたら、騙されて突き落とされて。カネになるバイトはブラックで・・・犯罪に加担する羽目に?格差が格差を増幅させる。そのゆがんだ感情を利用するワルたち。

 訳の分からない補助金をチョロチョロ出すぐらいなら、生まれてから大学を卒業するまで、公立も私立もなくしてすべて無償にするぐらいじゃないと、個々の能力に応じた『公平』な社会など実現できないんじゃないか?少子化対策にはコレしかない!まあ、どちらにしても勉強不足は騙されぼったくれる。