結婚指輪物語

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結婚して33年、いつも左手の薬指で、俺を監視している結婚指輪。これは・・・2本目、1本目は大きめを買って、いつの間にやらスルリとはずれて、仕事から帰宅して気が付いて、まだ若かった女房殿に叱られた。で、同じものを、(たぶん)中区宝町のフジの中にあった宝石店で注文して、ワンサイズ小さめを買ってもらった。それ以来、いつも左手の薬指を締め付けている。会社勤めしてて、飲み会があって、スナックの若いネエチャンの前で、指輪を外して、「キミの為なら、こんなもん捨てたっていいんだぜ!?」って、お決まりのネタで笑いを取ってたもんです。が、今日はMRIで左肩の検査、(先々月も頭のMRIで外したけど)上着を着る前に、一番に指輪をはめる。すると、ヒンヤリしてるんですわ。すぐに体温になって、馴染むけど・・・。死ぬまで、この指輪をつけていようと思う。この指輪のおかげで、ここまでオイタせずに済んだのだから。STORY OF THE RING