100分で名著 吉本隆明 共同幻想論

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人の意識は、媒体(メディア=対話・文字・テレビ・ネット等)を通じて、共同の幻想をイメージして、そのイメージに引っ張られるんじゃないか(影響される)と思う。例えば『国や国境』、実際には個々の集まりでしかないものをひとくくりにしたり、線などないのに地図には線引きしたり。だから、ウワサやビラや画像やSNSなどに影響されて、ありもしないことで判断を誤ることが多い。学校では教えてくれないけど、支配する側と支配される側、利用する側と利用される側。スポーツで言うと、「努力は裏切らない」という美辞と「努力しても、才能がないと成功しない」という現実。甲子園常連校100人の部員で、公式戦に出れない大多数の部員。就職でも、初めっからコネがある人とない人の差。学歴が必要という幻想。A新聞と大学の利害関係。政治家と学閥。「本当のことは誰も言わない」という現実。「それを言っちゃおしまいよ!」の現実を飲み込んで、胸に残る苦いレモンの匂い・・・のような人生を生きる。ってことかな?