昨日のオンライン講座から

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先日も、真宗学寮オンライン講座の見逃し配信で瓜生崇さんが『カルト』について第二弾を話された。■ネットによりますと・・・何をもって「カルト」とするかは、難しい。例えばキリスト教徒が、伝統宗教だからといって「カルトではない」と云い切ることはできない。なにしろ原始キリスト教だって当時は新興宗教にすぎず、血塗られた歴史を重ねてきた。現在も宗派が違うと対立があるから、伝統の長さや規模の大小で決めることはできないだろう。また、非科学的で論理的整合性を持たない教義が反社会的で問題があるかというと、反政府活動を警戒した為政者が宗教弾圧をするという例もあるので直接的な事由とはならない。『なぜ人はカルトに惹かれるのか 脱会支援の現場から』(瓜生崇/法蔵館)■瓜生崇さんは、大学在学中に仏教系のカルト教団(=一般の新聞やテレビや映画、多くの書籍でも目にすることが多くて、カルトとは知らなかった!!!会)に入会し、12年間にわたり活動(=今回の講義では、その活動内容を詳しく話されたが、24時間365日個人の自由を奪う点において、やはりカルトなのか???と感じた)したのちに脱会。IT企業や印刷会社のシステムエンジニアを経て、今は別の浄土真宗の住職となった。そして現在は、カルトの脱会支援活動に尽力しながらカルト問題啓発のための講演活動を行なっている。

■革新的な?宗派が新しく興って=新興宗教と言われていても⇒時間と歴史を積み重ねていくことで伝統宗教と変わらない力・評価を持つようになる⇒個々の線引きが難しい。■政治と宗教の問題も、聖徳太子の昔から、政治は宗教を、宗教は政治を利用しあう関係は脈々と続いている現実がある。