美味いミカンのために

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落語で、「大店(おおだな)の跡継ぎ息子が、病に臥せって、引きこもっちゃって、ご主人が困って、番頭さんに相談して、番頭さんが若旦那に問うと、『恋焦がれてる』って、小指を立てて、これですかい?と聞く番頭。『いやいや、違う』と若旦那。聞き出すと、『和歌山に商いで行ったとき食べたミカンが忘れられない』と若旦那。なーんだ!お安い御用で・・・と番頭さん。大旦那に報告すると、金に糸目は付けないから、ミカンを買って来ておくれ!と大旦那。時は夏真っ盛り。番頭さんは、江戸中を回って、ミカン問屋の三河屋(?)で問うと『あります、けど、高いですよ』と。ミカン一つ100両。番頭さんは、売ってくれ!と、ミカン蔵に行くと、暗くて涼しい蔵の奥に、ミカン箱、腐ったミカンばかりの中から、やっと一個見つけた腐ってないミカン。これを持ち帰って、大旦那に報告すると『安いもんだ』と。早速、若旦那に渡すと、ミカンの房の髄まで吸い取って味わって、病も治った」という話。・・・うちにも蔵出しミカンありますけど・・・高いですよ!■今日は、風が強いので、アミノマリンと尿素とケルパックとマグミーfeと色一番という栄養満点のカクテルを葉面散布するのには、あまりよくないけど、農薬ではなくて、疲れてるミカンの木へのお礼肥みたいなものだから、10時から13時までかかって、葉面散布しました。若旦那が恋焦がれるようなミカンをつくるために・・・ね。