昏い過去・・・俺の黒歴史⑤

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黒歴史】22歳の頃、宇品営業所勤務になって、宇品は一方通行が多いので、自転車で集金に回っていた時のこと、ガス工事でパワーショベルに乗っていた男性と目があいました。内心「?」って思ったけど、スルーしようとしたとき、「ひろし」って聞いたことのある声。聞こえないふりしてスルーしようとしたけど、「待て、ひろし」って。10年ぶりに会う、この世に一人の4歳半年上の兄貴でした。中学から祖父母の家で育った私と、家出をしていた彼とは別々の人生でした。「まじめにやってるんだろうか?いつも俺のお年玉を使いこみやがって!いつもプロレス技の四の字ガタメしやがって」と内心思いながら、お互いの連絡先と現況を話し合いました。反射的にスルーしようとした自分。東野圭吾「手紙」・芥川龍之介蜘蛛の糸」・浜田省吾「MONEY」に通じる『疎ましい』気持ち。自分さえよければいいという利己主義的自分、この自分と死ぬまで向き合うことでしょう。