タイギーかったころの話

 今日、2月3日金曜日、夢演歌CDの桂銀淑を聴きながら、オリコミをセットしながら、寒々しい空を見上げて、思い出した。若いころはいつもタイギーかった。朝早く起きて、新聞を配って、学校に行く。「金持ちの子は、ぬくぬくとしてるんだろうな」と自分の境遇を恨んで他人を妬んだ。生きがいのサッカーも、三次市の雪が解けてビチャビチャのグラウンドが許せなかった。「小学校までいた広島だったら、寒いだけで、こんなグラウンドじゃない!」と愚痴った。

 三次高校のサッカー部の練習をズル休みして、高校の近くに家のあったY脇くんの家にM岡くんと、帰宅途中に寄って、応接間にあるウイスキーをみんなでチビリチビリとやった。体の芯から熱くなって・・・自転車に乗って帰った。三次高校サッカー部は練習を1日ズル休みするとグラウンド10周のペナルティが課される。1年生の冬で200周たまったのだと思う。春になり、練習後、先輩の見てる中で少しずつグラウンドを走って、完済した。

 あの頃は、何もかもがタイギーかった・・・