Uさんからの手紙

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7月31日土曜日、女房の実家(蒲刈島)の井戸替えに、朝8:15頃行き、三年ぶりに井戸の底にたまった砂を、女房と弟夫婦はツルベ係、義父母は監督で、毎回小柄な俺が井戸の底に入る係、みんなで協力してかき上げた。昼食をいただいて、集金もあるので帰ると、ポストにUさんの妹さんからの手紙が来ていた。

 1枚目の便せんには「生前は兄と親しくしていただいたこと、改めてお礼申し上げます。この手紙は・・・兄から預かっておりました。遅くなりましたが、兄の気持ちです。元気でいてください。ありがとうございました。妹・・・

 2枚目の便せんには「私は、いつもみんなの空の上を、飛び回っています。お墓の中でいることは、あまりないかな。飛び出して、空の中を自由に飛び回っています。・・・みんなの様子を見ています。だから、空を見上げてみてください。・・・時々は、墓に休みに帰るかもしれないけど、ほとんどは空を飛び回っています。大野の空、下島の空、広の空、矢野の空・・・時には、東京の空とかにも行きますよ。いつでも会えます。悔しいとき、悲しいとき、うれしいとき、楽しいとき、空を見上げてみて。

今年3月、50代で空の上に逝ったUさん、残された時間を、残された人のために微に入り細に入り考えつくしたUさん、大往生でありました。