集金物語…親子

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毎月集金していると、高齢者の一人暮らしの方の様子が気になる。

■とってもおだやかなZさんが月ごとに弱っていく感じで、玄関の様子もさばけた感じに。「調子はどう?ちゃんと食べよる?」と俺、「調子はあんまりよーない、食べるもんはあるが、うもーない」とZさん。「娘さんも来てくれてんじゃろ?」と俺、「ケンカしたけぇ、こんよーになったんよ」とZさん。「ありゃぁ、オカズ持ってきてくれ!いうて、ケンカしたこと忘れたふりして電話したほうがエエよ!」と俺、「ほうかのぉー」とZさん。「ほうよねぇ、うちなんかでも大ゲンカしても、心配しょーるもん。ボケたふりして電話しんさい」と俺。

■集金に行くと、毎回財布を探して10000円札で支払うようになった高齢一人暮らし女性のAさん。今月の集金時、包括支援センターの軽自動車と普通車が駐車していた。呼び鈴を押すと娘さんが「いつもご迷惑かけてませんか?」と母親をおもんばかった様子。「イエイエ!でも心配なので、前日の新聞がポストにあった時、連絡先を聞いておいたら・・・」と携帯電話番号をお互いに確認して、そっと見守ることに。

人生の最期を穏やかに緩やかに・・・と願うばかりなのだが・・・俺の時はどうなるのかねぇ???