報恩講

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報恩講とは浄土真宗の宗祖=親鸞の命日=1262年陰暦11月28日=太陽暦1月16日をご縁に、仏縁を結ぶ日。で、11月28日をメインにするのは浄土真宗大谷派(お東)で1月16日をメインにするのは浄土真宗本願寺派(お西)。「報恩講があるけぇ、掃除しに帰って来てや!」とお年寄りが言うのは、10月~2月ごろにかけて、お寺さんに自宅の仏壇でお経を読んでもらう『通り報恩講』のこと。『御正忌報恩講』は1月9日~16日にかけて西本願寺で開催され、地元のお寺さんでも、そのあたりの時期でご講師を呼んで法要をする。■でね、家を建てて、仏壇も買って、入仏式も済ませて、昨年からは、お寺さんにも『通り報恩講』に来てもらっているわが家。息子夫婦に盆も正月も「無理して帰らんでええけぇ、報恩講には帰って来てね」と言っていた女房。息子が「土日なら大丈夫」と言っていたので、今年も、お寺さんに連絡してスケジュールをあわせて、18日日曜日の朝9時に決まって、LINEしたら「ええ、報恩講って11月じゃないん?予定があるよ!」って。「盆正月に帰って来んでも、報恩講だけは!」の思いの強かった女房の落胆はいかばかりか、はたで見ていても、かける言葉もなく、そっと肩を抱き寄せるだけ。俺はいつも保険を掛ける「最悪・・・なこともあるだろう」と、だから人にも自分にも過度な?期待はしない。でも、女房にはそうなってほしくない、いつまでも喜怒哀楽一喜一憂多情多恨の人間らしくあってほしい。ちょっと面倒な時もあるけどね。