NHK欲望の資本主義2018を見て

NHKで放送された「欲望の資本主義2018」を録画して、3回も見てしまった。技術革新が人々の幸福につながってないこと。例えば、機械の技術革新は、その昔、農民から仕事をうばい。産業革命が起きて、農村から工場労働へと人口流出した。今や、インターネット&人工知能で、仕事をうばわれた人は多いしこれからも続く。富は少数に集中し、ホワイトカラーや元中流の失業者は増える。残るのは、低賃金だが機械に置き換えられない仕事。ネットは便利だが、需要と供給のマッチングに優れているため、優勝劣敗の白黒が付きやすく、一極集中が起きやすい。資本主義のエンジン(動力)は「創造的破壊」、人が幸せか否かではない。他のシステムでもやがては、人は置き去りにされていく。労働と賃金と競争力のバランスに失敗すると、企業自体が滅び、雇用が失われる。・・・確実に言えることは、情報を判断する力こそが、コレカラを生きていく力であること。ただし、情報に踊らされたり脅かされたりしていては、幸福は遠い。情報に左右されない幸福とは?をテーマに生きるのも、一つの解決策かもしれない。